第5部

久々の写真館です。今回は北九州・黒崎の古写真特集ということで、定点観測による黒崎の今昔を見ていきたいと思います。とくに示唆的なものはありません。軽い気持ちでご覧下さい。

なお、今回著作権は私にありません(使用許可のみ)ので、まあ、あまりうるさいことはいわれないでしょうが、、、商用利用の際にはメールにてご相談下さい。取り次ぎいたします。

撮影・及び著作権 山下ビル(4枚) ご協力に心より感謝いたします。


 昭和20年代初頭の「おとや旅館」です。道路は当然未舗装でしょうね。
 建物自体は典型的な近代の和風建築だと思います。石積みの外壁基壇が実に親しみが持てるように感じます。大きな看板は現在ならばこのように建てることは出来ないでしょう。
 自転車に乗って遠ざかっていく人の姿にも時代を感じさせます。


 昭和30年代ぐらいの「おとや旅館」です。この当時は地下部分にバーが営業されていたそうです。
 当然建物も建て替えられ、商売は繁盛していたそうです。ちょうどこの頃井筒屋が黒崎に進出。黒崎の黄金期というべき時代だったと言えるでしょうね。
 個人的には電柱にくくりつけられ「〜をつくりましょう」と書かれた野田電機商会のスローガンが気になります。


 時代はカラー写真に変わっていき、昭和40年代の後半くらいでしょうか。建物も再度建て替えられました。
 右側に見える「ふそう」はトンカツやお好み焼きをチェーン展開しているふそうの発祥店だそうです。独特のあの文字は創業者の筆によるものだとか。
 クルマの色彩にも時代を感じさせますが、このビルの左隣の建物は、最初の写真からちっとも変わっていないところが実に不思議な感じがします。


 少し角度を変えて「ハワイパーク」側からの写真です。この山下ビルは現在もそのままの姿で貸しビルとして営業しています。
 山側に見える「ユニード」が実に懐かしさを喚起させますね。



 いかがでしたでしょうか? 当サイトではこのように北九州各地の古写真(明治〜昭和)を募集しています。ネガでも写真そのままでも構いませんので、メールにて情報をお待ちしています。


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